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「早寝早起き朝ごはん」国民運動に関連する答申等(抜粋)
1.「幼児期からの心の教育の在り方について(新しい時代を拓く心を育てるために-次世代を育てる心を失う危機-)
(平成10年6月30日中央教育審議会答申)
第2章 もう一度家庭を見直そう
i)家庭の在り方を問い直そう
(d)家族一緒の食事を大切にしよう
また、子どもとの食事の機会を通じて、礼儀や基本的な生活習慣を身に付けされる事も重要であり、さらに食物ができるまでには多くの人々が汗を流して働いていることを理解させることによって、働く人々が汗を流して働いていることを理解させることによって、働く人々への感謝の心を育てることも有意義であろう。
このように、食生活は子どもの体の健康のみならず、心の成長にも大きな影響を及ぼしている。学校給食においても、「日常生活における食事について、正しい理解と望ましい習慣を養うこと」などが目標とされているが、家庭においても、食生活をおろそかにせず、もう一度食事の在り方を見直してほしい。
v)家庭で守るべきルールをつくろう
(a)それぞれの家庭で生活のきまりやルールをつくろう
子どもたちは家庭のルールを守ることを通じて、基礎的な対人関係の在り方を学んだり、社会のルールの大切さも学んでいく。家庭でのルールには、例えば、就寝の時間、門限、テレビを見てよい時間、あいさつなどといった生活上のルールもあれば、「他人に迷惑をかけない」、「うそをつかない」などといった道徳上のルールもある。それらを各家庭できちんと決めることは、しつけに一貫性を持たせ、その成果をあげるためにも大切である。元来、我々は日本人は、明確なルールを掲げ、それに基づいて物事を処するということにあまり積極的でないとも言われるが、しつけという観点から、家庭でのルールづくりの大切さを改めて考えてほしい。
2.「生活体験・自然体験が日本の子どもをはぐくむ」
(平成11年6月9日生涯学習審議会答申)
III 今、緊急に取組みがもとめられること
7 家庭教育を支援したり、子育てに悩む親の相談に24時間対応できる体制をつくる家庭は、子どもたちが最も身近に接する社会であり、家庭での教育は、基本的な生活習慣や生活能力、自制心や自立心、豊かな情操、他人に対する思いやり、善悪の判断などの基本的倫理観、社会的なマナーなどの基礎を子どもたちにははぐくむものであり、地域社会での子どもたちの活動にも影響を与える、すべての教育の出発点です。
3.「少子化と教育について」
(平成12年4月17日中央教育審議会報告)
第4章 教育面から少子化に対応するための具体的方策
第1節 家庭教育の役割と具体的方策
家庭教育は、乳幼児期の親子のきずなの形成に始まる家族との触れ合いを通じ、「生きる力」の基礎的な資質や能力を育成するものであり、すべての教育の出発点である。特に、基本的な生活習慣・生活能力、豊かな情操、他人に対する思いやり、善悪の判断などの基本的倫理観、社会的なマナー、自制心や自立心など「生きる力」の基礎的な資質や能力を培うことが家庭教育の重要な役割である。前述の中央教育審議会第一次答申においても強調されているように、子どもの教育や人格形成に対し最終的な責任を負うのは家庭であり、子どもの教育に対する責任を自覚し、家庭が本来果たすべき役割を再確認する必要がある。
4.「家庭の教育力の充実等のための社会教育行政の体制整備について」
(平成12年11月28日生涯学習審議会社会教育分科審議会報告)
1.家庭の教育力の充実のための体制整備について
1)家庭の教育力の充実の重要性
最近の度重なる青少年の凶悪犯罪をはじめ、いじめ・不登校のような問題行動等や、いわゆる学級崩壊など子どもをめぐる様々な問題は、非常に深刻な状況にある。その原因・背景は様々であり、家庭のしつけや学校教育の在り方、地域社会における連帯感の希薄化、青少年を取り巻く社会環境の悪化などの要因が複雑に絡み合っている。しかし、子どもの成長発達の原点として家庭を見た場合、基本的な生活習慣・生活能力の形成や、望ましい心情や態度を養う上で家庭教育が果たす役割は大きく、家庭の教育力の充実が青少年の問題行動等の解決や重要な決め手となることは想像に難しくない。思春期にある子どもに親がどう接していくか、家庭におけるしつけの在り方とはどうあるべきか等について、親が学習する機会や、親が悩みや不安を相談するための機能が緊急に拡充・充実されなければならない。
5.「子どもの体力向上のための総合的な方策について」
(平成14年9月30日中央教育審議会答申)
II 体力の意義と子どもの体力低下の原因
1子どもの体力の現状と将来への影響
(2)体力低下の影響
①子ども自身への影響
体力は、人間の活動の源であり、健康の維持のほか意欲や気力といった精神面の充実に大きくかかわっており、豊かな人間性や自ら学び自ら考える力といった「生きる力」の重要な要素となるものである。したがって、運動不足や不適切な生活習慣は、単に運動面にとどまらず、肥満や生活習慣病などの健康面、意欲や気力の低下といった精神面など、子どもが「生きる力」を身につける上で悪影響を及ぼす。
3.子どもの体力の低下の原因
(3)子どもの生活習慣の問題
食生活については、朝食を欠食したり、食事の内容についても、動物性の脂肪分や等分を取りすぎたり、栄養のバランスがとれていないなど問題が多いという指摘がある。睡眠や食生活などの子どもの生活習慣の乱れは、健康の維持に悪影響を及ぼすだけではなく、生きるための基礎である体力の低下、ひいては気力や意欲の減退、集中力の欠如など精神面にも悪影響を及ぼすと言われている。
このような子どもの生活習慣の乱れは、都市化や核家族化、夜型の生活など国民のライフスタイルの変化によるものと考えられる。深夜テレビや24時間営業の店舗など人々の生活を夜型に導くものが世の中にあふれており、また、大人のこのような生活に子どもを巻き込んでいる家庭の姿も見て取れる。子どもの体力低下の原因の一つである子どもの生活習慣の乱れは、現代社会や家庭の姿が投影されているといえる。
Ⅲ 子どもの体力向上のための総合的な方策
6.体力の向上に資する子どもの生活習慣の改善-よく食べ、よく動き、よく眠る"健康3原則"(調和の取れた食事、適切な運動、十分な休養・睡眠)の徹底-
(1)生活習慣の基本は、調和のとれた食事、適切な運動、十分な休養・睡眠から-"健康3原則"の徹底-
体を動かすことと心身の発展は密接に関連しており、体力の向上は精神的な面に良い影響を及ぼす。
子どもの体力を向上させるに当たっては、このような心と体の関係を念頭において、心身ともにバランスの取れた発達を促していくことが重要である。
子どもの体力向上や健やかな成長のために、子どもの生活習慣全体を見直し、適切なものにすることは、現在のライフスタイルの多様化の中でも変わらず大切なことである。このため、既に1~5で述べた方策による適切な運動に加え、食生活、休養・睡眠など日常の生活習慣全体を視野に入れた取組が求められる。そうした観点から、「調和のとれた食事、適切な運動、十分な休養・睡眠」という"健康3原則"が子ども自身に徹底されることが必要である。特に、子どもが健やかに成長し、生涯にわたり健康で豊かな生活を送る上で、健全な食生活は、欠くことのできない基本的な営みである。近年、食生活を取り巻く社会環境などが、大きく変化し、食に起因する新たな健康課題が見られる状況にあり、家庭での取組とともに、学校における食に関する指導の一層の充実が求められる。
(3)家庭での子どもの生活習慣の改善
"健康3原則"を徹底し、子どもの生活習慣全体を適切なものとするために家庭の果たすべき役割は非常に大きく、各家庭において、保護者も子どもも守るべき生活習慣についての決まりをつくるなど、積極的に子どもの生活習慣の改善に取組むことが重要である。このような決まりをつくる際には、以下のような適切な生活習慣の形成の基本となる事柄に留意する必要がある。
①栄養バランスのとれた食事をとること
②毎日朝食をしっかりとること
③家族一緒に楽しく食事する機会を積極的にもつこと
(家族一緒の食事は、子どもの体の健康と共に、家族の心の交流を進め、子どもの安心感、社会性、道徳心や思いやりの心などを育む。また、食事のしたくや後片付けなどの手伝いの体験も子どもには重要である。)
④早寝早起きの習慣をつけること
(質量ともに十分な睡眠は体の発育や生活リズムの確立に大切である。テレビやテレビゲーム等に過度にのめりこまないようにする。)
⑤体操や散歩など毎日規則的に運動すること。
⑥外遊びで思いっきり体を動かすこと。
⑦階段を使ったり、バスや電車などの公共の乗り物では立つようにするなど、日常生活の中で、できる限り体を動かすような生活態度を身につけること。
⑧きちんとした姿勢ですごすこと。
なお、他の家庭と比べがちな子どもが決まりを守るようになるためには、それぞれの家庭の主体性や独立性を子どもにしっかり認識させ、各過程の決まりを尊重する心を育てることも重要である。
7. 「新しい時代にふさわしい教育基本法と教育新興基本計画の在り方について」
(平成15年3月20日中央教育審議会答申)
第2章 新しい時代にふさわしい教育基本法の在り方について
2.具体的な改正の方向
(4)学校・家庭・地域社会の役割等
③家庭教育
○しかしながら、現行法においては、家庭教育について、社会教育の条文の中に、「家庭教育は……国及び地方公共団体によつて奨励されなければならない」と規定されているにとどまっている。家庭教育の現状を考えると、それぞれの家庭(保護者)が子どもの教育に対する責任を自覚し、自らの役割について改めて認識を深めることがまず重要であるとの観点から、子どもに基本的な生活習慣を身に付けさせることや、豊かな情操をはぐくむことなど、家庭の果たすべき役割や責任について新たに想定することが適当である。なお、その際には、家庭が子どもの教育に第一義的な責任を負っているという観点に十分留意し、最小限の範囲で規定することが適当である。
8. 家庭教育支援における行政と子育て支援団体との連携についての調査研究委員会報告
「家庭教育支援のための行政と子育て支援団体との連携の促進について」
(平成16年3月31日)
2.家庭教育支援をめぐる状況
(2)家庭教育支援をめぐる最近の主な動き
○ 家庭教育は、親やこれに準ずる人が子どもに対して行う教育のことである。子どもが基本的な生活習慣・生活能力、豊かな情操、他人に対する思いやりや善悪の判断などの基本的倫理観、汁地心や自制心、社会意的なマナーなどを身につける上で家庭教育は重要な役割を担うものである。
9. 「新しい時代を切り拓く生涯学習の振興方策について」及び、「青少年の意欲を高め、心と体の相伴った成長を促す方策について」
(平成17年6月13日中央教育審議会に諮問)
2.青少年の意欲を高め、心と体の相伴った成長を促す方策について
しかしながら、青少年の生活習慣の乱れや体力の低下などが依然として大きな課題となっており、特に、青少年の学ぶ意欲や自主的、主体的に取り組む姿勢に課題があること、大人への準備を避け現状での安住を好む傾向があることなどが指摘されており、青少年が自立した人間として成長するにあたって、行動の原動力である意欲の向上を図ることが、急務の課題である。
10. 「新しい時代の義務教育を創造する」
(平成17年10月26日中央教育審議会答申)
第1章 教育の目標を明確にして結果を検証し質を保証する。
(1)義務教育の使命の明確化
イ 学校の役割の重要性の再認識
○ 学力の向上をはじめ子どもたちの健全な育成のためには、睡眠時間の確保、食生活の改善、家族のふれあいの時間の確保など、生活習慣の改善が不可欠である。子どもの育成の第一義的責任は家庭にあり、教育における保護者の責任を明確化することが必要である。
○ 他方、今日、朝食をとっていない子どもの問題など、家庭や地域の教育力が依然として不十分な現状、あるいは今後更にそれらの教育力が低下する懸念、格差拡大の懸念などを背景として、学校と家庭、地域との役割分担の在り方が改めて議論されている。
食育推進基本計画
2. 食育の推進に当たっての目標値
(2)朝食を欠食する国民の割合の減少
国民の食生活については、様々な問題が生じているが、その代表的なものの一つに朝食の欠食があり、若い世代を中心に年々その割合は増加傾向にある。
このため、朝食を欠食する国民の割合の減少を目標とする。
具体的には、生活習慣の形成途上にある子ども(小学生)については、平成12年度に4%となっている割合(小学校5年生のうちほとんど食べないと回答した者)について、平成22年度までに0%とすることを目指す。
また。成人の中でも特に問題が顕在化している20歳代及び30歳代の男性については、平成15年度にそれぞれ30%、23%となっている割合(調査日のおいて、「菓子、果物などのみ」、「錠剤などのみ」、「何も食べない」に該当した者)について、平成22年度までにいずれも15%以下とすることを目指す。
1. 家庭における食育の推進
(生活リズムの向上)
朝食をとることや早寝早起きを実践することなど、子どもの基本的な生活習慣を育成し、生活リズムを向上させるため、全国的な普及啓発活動を行うとともに、地域ぐるみで生活リズムの向上に取り組む活動を推進する。
(望ましい食習慣や知識の習得)
家族が食を楽しみながら望ましい食習慣や知識を習得することができるよう、学校を通じて保護者に対し食育の重要性や健康美を含めた適切な栄養管理に関する知識等の啓発に努める。また、家庭における食育の推進に役立てるため、食育に関する内容を含め家庭でのしつけや子育てのヒント集として作成した家庭教育手帳を乳幼児や小学生等を持つ保護者に配付し、その活用を図る。
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